
\平凡女子がタロット占い師に!?/
「結婚の時期はいつですか?」
「どこで出会いますか?」
「どんな人ですか?」
「容姿はわかりますか?」
「年齢は何歳くらいの人ですか?」
これは私が活動しているオンラインチャット占いで聞かれるご相談内容だ。
最近特に20代からこういったご内容を聞かれることが増えている。
少し前までは、「20代、結婚のことは気になるし、どんな人かも気になるよね。」と、
自分の遠い過去を思い出しつつ、「可愛らしいな」と思いながら鑑定していた。
だが、繰り返し同じ文言の相談がきていることに気づいてからは、
「何か変だ。これは相談と言えるんだろうか?占いで答えることなのだろうか?」
と疑問を持つようになった。
そもそも「相談」とは
問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い
goo辞書より
という意味だそうだ。
この意味を踏まえて改めて彼らとのやり取りを思い返してみると、私が求められているものは、
「時間を無駄にせず、効率よく結婚相手をヒットさせるための情報提供」なのではないか?
昭和世代の私が考える恋愛は、
プロセスを楽しむ(それがたとえ、苦しいプロセスだとしても)という定義がある。
自分が好きと言ったら、相手も好きと言ってくれる保証なんてないのが当たり前。
ふとした瞬間に誰かに気持ちを引っ張られ「あ、好きかも」と気づく。
でもその瞬間に、自分の前には高さが3メートル、長さ10メートルの平均台がドンと置かれ、
「さあ、落ちずに渡りきれるのかしら?」とどこからともなく声が聞こえてくる。
一瞬怯むけど、それでも渡りきってあの人に気持ちを伝えたい、
受け取って欲しいと思い、一歩一歩ドキドキしつつも慎重に進んでいく。
これが恋愛だよ。
なんて思っている自分は、やっぱり古いのだろうか。いや、たとえ古いと言われても、私は言いたい!
「占い師から言われた特徴の相手を、血眼になって探すより、
理由なんてわからないけど、気持ちをわかって欲しい、伝えたい、一緒にいたいって思える人を探した方が、
人生100倍お得だよ」と。
スマホがあることが当たり前。もはやスマホが自分の身体の一部なんじゃないかというくらい、
今、私たちとスマホの距離は近い。そしてタイパ(タイムパフォーマンス)や
コスパ(コストパフォーマンス)が重要視され、スムーズにいかないことはムダと判断される。
だから彼らは、恋愛相手もタイパ・コスパ重視で、
私たち占い師にそれを特定するように要求してきているのではないだろうか?
でも、占いは検索ツールではない。本気で苦しみ悩み、前に進めなくなっている人に、
一筋の光を見せ、もう一回頑張ろうよと勇気づけるためのツールなのだ。
これから数年後、優秀なAI占い師が登場し、彼らが求める「運命の人」を数秒で特定しているかもしれない。
もしそんな世の中になっても、私は昭和世代占い師として本当の人生の楽しみが何なのか?を繰り返し伝えていきたい。
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