DAY8|感情は“正しい選択”へ導くコンパスになる

DAY7では、
感情はただの反応ではなく
「サイン」だという話をしました。

では、そのサインを受け取れるようになると
いったい何が起こるのか?

DAY8では、
感情が “選択のコンパス” に変わる仕組みを、
具体例とともにお伝えします。

目次

①:感情は「やめたい・続けたい」「近づきたい・離れたい」を教えてくれる

私たちは、
頭で考えると迷うけれど、
心はいつも—静かに—方向を示しています。

・モヤモヤ → 本当はそこから離れたい
・ワクワク → 本当は一歩踏み出したい
・ザワザワ → 本当は違和感を感じている
・ホッとする → 本当は安心できる場所

感情が読めるようになると、
どの選択が“自分にとって無理がないか”が
自然と見えてきます。

②:感情は“未来の消耗”を予防してくれる

感情を無視して選択すると、
その先にあるのは 消耗です。

たとえば—

・違和感をごまかして続ける人間関係
・疲れているのに「頑張らなきゃ」と続ける習慣
・心がついていないのに進む仕事の選択

こうしたものは、
後から大きな“負担”となって戻ってきます。

逆に、
感情の声を聴いて選んだものは
疲れない。

そして、自分らしい軸に沿った
無理のない未来が quietly(しずかに)整っていきます。

③:タロットは“感情のコンパス”を見える化する道具

タロットは未来予言ではなく、
あなたの内側の声を「視覚化」するツールです。

・本当は嫌だと思っている
・本当は距離を置きたい
・本当は進みたいけど怖い
・本当は自分を優先したい

文字にならない声も、
象徴としてカードに現れる。

だから、
タロットは感情のコンパスを
まっすぐ読み取るための鏡になるのです。

④:ケース紹介:ワンド7が示した“本音のサイン”

ある女性が鑑定に来られたとき、
相談内容はこうでした。

「本当は離れたい先輩がいるのに、なぜか距離を置けません」

意地悪をされるわけではない。
けれど、強い口調で意見を押しつけられ、
気づけば先輩の顔色ばかり見てしまう——
そんな日々が続いていたそうです。

本当はしんどい。
本当は離れたい。
でも、いざ離れようとすると胸がざわついて動けなくなる。

そんな彼女の本音を映し出すように
タロットから出てきたカードが ワンド7(正位置) でした。

ワンド7は、
“自分の領域を守ろうとして、必死に踏ん張っている心”
を象徴するカードです。

外から見ると戦っているように見えても、
内側ではただひとつの思いが隠れています。

「これ以上、傷つきたくない」

そのカードを見たあと、
彼女は少しの沈黙の後に静かに言いました。

「これ…今の私をそのまま見ているみたいです」

離れたいのに離れられないのは、
弱いからでも、意志が足りないからでもない。

ただ、
“ずっと自分を守ろうとしてがんばってきた心があっただけ”。

その瞬間、
押し込めていた本音がふわっと輪郭を持ち始め、
彼女の表情が少しだけやさしくなったのです。

🌙 DAY8まとめ

本音に気づくというのは、
自分を責めることでも、誰かを否定することでもありません。

ただ、
「私はずっとこう感じていたんだ」
と静かに認めてあげること。

それだけで、
胸にかかっていた力がすっとほどけ、
“これからどうしたいか” が自然と見えてきます。

彼女がそうだったように——
気づいていなかった本音に出会うことは、
生き方の選択を大きく変えていく第一歩なのです。

🌕 DAY9予告

明日のDAY9では、
本音に気づいたあとの「日常の変化」 をさらに深く見ていきます。

心の重さが静かに減っていく理由。
“人に振り回されない自分”が育っていくプロセス。
迷いがすっと少なくなる仕組み——。

明日もまた、
あなたの内側にそっと灯る光を一緒に見つけていきましょうね。 🌿✨

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