
\平凡女子がタロット占い師に!?/

DAY10では、
心の中の小さな違和感やサインに、
「モヤっとする」「引っかかる」といった
入口の言葉を置いてみました。
今日はそこから、
ほんの一歩だけ先へ進みます。
うまく説明しなくていい。
正解を出さなくていい。
その言葉を、少しだけ広げてみる。
そして、言葉にしたことで
心の中にどんな変化が起きるのかを見ていきます。
「言葉を広げる」と聞くと、
理由を考えたり、過去を振り返ったり、
分析しなければいけない気がするかもしれません。
でも、ここでやるのは深掘りではありません。
やるのは、これだけです。
このモヤっとは、どんな“種類”のモヤだろう?
たとえば、
・疲れのモヤ
・遠慮のモヤ
・不安のモヤ
・寂しさのモヤ
・悔しさのモヤ
きれいな言葉じゃなくていい。
正確でなくてもいい。
今の自分に、いちばん近そうなものを選ぶ。
それだけです。
たとえば、
「モヤっとする」「なんとなく引っかかる」
そんな感覚に気づいたとき。
そこに、
「これは疲れからきている感じかもしれない」
「不安というより、遠慮に近いのかもしれない」
と、ほんの一言足してみるだけで、心の中に変化が起きます。
感情が薄れるわけでも、消えるわけでもありません。
ただ、行き場のなかった感覚が、
「今はここにある」と置かれることで、
心の動きが少し静かになります。
理由をはっきりさせなくてもいい。
正解を決めなくてもいい。
言葉を少し足すだけで、
感情はそれ以上、暴れなくなるのです。
言葉を少し広げたところで、
ふっと止まる人がいます。
その理由は、感情そのものではありません。
多くの場合、頭に浮かぶのは、
「これを言ったら、どう思われるだろう」
「こんなことを感じる自分って、変かな」
「重いと思われないかな」
そんな、周りからの評価です。
言葉にした瞬間、
感情が“自分の内側のもの”から
“外に出るもの”になる気がして、
急に慎重になります。
ここで大切なのは、
いきなり誰かに話そうとしないこと。
言葉にすることは、
必ずしも「伝えること」ではありません。
まずは、
自分の中で言葉を育てる。
評価されない場所で、
「私は今、こう感じているらしい」
と確認するだけでいい。
そうすると、
言葉は人に向けた刃ではなく、
自分を整理するための道具になり
今日お伝えしたかったのは、
言葉を少し足すだけで、
感情が静かに落ち着いていく、ということです。
・入口の言葉を
・無理のない形で、少しだけ広げること
それだけです。
言葉を少し育てると、
感情は落ち着き、
心の中に余白が生まれます。
そして同時に、
私たちが言葉にするとき、
どこで立ち止まりやすいのかも見えてきます。
感じていることを言葉にしないままでいると、
心は別のもので空白を埋めようとします。
次回は、
その「埋め方」が、私たちの感じ方や判断を
どんなふうにズラしていくのかを見ていきます。
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